今回は、クレジットカードを使ってAmazonギフト券を現金に換金することは、違法性があるのかを解説します。
目次
クレジットカード会社から見れば規約違反
Amazonギフト券の換金は、名前こそ違いますが、クレジットカードのショッピング枠の換金と全く同じです。
クレジットカードに付与されたショッピング枠を使いAmazonギフト券を購入します。
そのAmazonギフト券を現金に換えるので、手順はクレジットカード現金化と同じなのです。
その場合に気になるのがクレジットカード会社の規約です。
クレジットカード会社は、規約で換金性の高い取引を禁止しています。
そのため、厳密にいえば、Amazonギフト券を換金目的で購入する行為は、クレジットカード会社の規約違反になってしまうのです。
しかし、クレジットカード現金化においても、必ず規約違反でペナルティを受けるわけではありませんでした。
ブランド品や商品券など、換金性の高いものを頻繁に購入することで、クレジットカード会社にバレるケースが多かったのです。
Amazonギフト券の購入でも派手に取引すればバレる可能性はある
Amazonギフト券は、現在のところ、クレジットカード会社のターゲットになっているというわけではありません。
そのため、Amazonギフト券を換金目的で購入しても、余程派手に取引しなければ、ペナルティを受ける可能性は低いでしょう。
Amazonでは、数万円、数十万円の商品が販売されていますので、それをAmazonギフト券で買うためという理由なら、大量のAmazonギフト券を購入しても、決して不自然ではありません。
Amazonギフト券は単なる店限定の商品券
Amazonは、最大手のネットショッピングなので、手に入らないものはないといっていいほど巨大です。
しかし、よく考えてみると、ひとつのネットショッピングであることには変わりないのです。
そのため、Amazonギフト券というのは、特定のお店で使える商品券に過ぎないのです。
信販系のギフト券のように、色々なお店で使えるということもありません。
Amazonギフト券をコンビニやスーパーでの支払いの時に出しても使えないのです。
このようなことから、現在のところAmazonギフト券は換金性の高い商品とは見なされていません。
だからこそクレジットカード会社も、Amazonギフト券の購入の監視にはそこまで積極的ではないのです。
これが換金性の高い取引と認識されていれば、ずいぶん状況も変わったのですが、今のところはかなり現金化に使いやすい商品といえるでしょう。
現金化目的の利用の特定が難しい
Amazonで取り扱っている商品を考えると、クレジットカード会社が現金化目的の利用かどうかを見極めるのは非常に難しいといえるでしょう。
まず、Amazonギフト券は、1度に数十万円分の購入が可能になっています。
これは、Amazon自体が1回数十万円程度の取引を想定しているということであり、ユーザーがクレジットカードで10万円を超えるような買い物をしても、何ら不思議ではないのです。
また、Amazonギフト券はギフト用としても利用されています。
そのため、ある程度まとまった額をクレジットカードで購入するのは決して珍しいことではありません。
このように考えてみると、クレジットカード会社が現金化目的でAmazonギフト券を購入したかどうかを証明するのは非常に難しいといえるでしょう。
さらに、Amazonギフト券というのは、多くの人達が利用している商品券です。
中には、現金化目的ではなく、普通に数万、数十万の買い物をする人達もいるでしょう。
そんなユーザーに混ざって現金化をするわけですから、その他の場所に比べると、目立ちにくいというのもあります。
こちらもクレジットカード会社が現金化ユーザーを特定するのを難しくしているのです。
今後は取り締まりが厳しくなる可能性も
Amazonギフト券の性質を考えると、今のところはそれほど心配する必要がないことがわかりました。
しかし、今後は取り締まりが厳しくなる可能性もあります。
クレジットカード会社がAmazonギフト券の取り締まりを強化する可能性もありますし、Amazonギフト券が取引しにくくなる法律が作られるかもしれません。
また、現在は、AmazonがクレジットカードでAmazonギフト券を購入させてくれているからこそ、現金化が成り立ちます。
しかし、これがクレジットカードの取引禁止になると、現金化はいっきに難しくなってしまいます。
このようなことからも、Amazonギフト券の換金については、その動向をしっかりと注目しておく必要があるといえるでしょう。
Amazonギフト券の現金化にリスクは全くないのか
Amazonギフト券の現金化の現状を考えてみると、これほどまでに現金化にピッタリの商品はなかなかないと感じるのではないでしょうか。
クレジットカードの現金化を普通にする場合と比べて、かなりリスクが低いといえます。
しかし、Amazonギフト券の現金化に全くリスクがないといえるのでしょうか。
個人取引なので相手選びが難しい
Amazonギフト券を換金する場合のリスクを考えると、クレジットカード会社にペナルティを受けてしまう確率より、個人間取引で騙されてしまうリスクの方が高いといえるでしょう。
個人間の取引仲介サイトを利用する場合は、相手をしっかりと選ばなければなりません。
ギフト券の番号を使えたはよいものの、相手との連絡が途絶えたりすることもあるのです。
匿名掲示板などを利用する場合は、より慎重になる必要があるでしょう。
また、換金率をしっかりと確認することも重要です。Amazonギフト券を無事換金できたとしても、換金率が50%や60%ではあまり意味がありません。
クレジットカード現金化のメリットは、換金率が70%や80%と比較的高い水準にあったことです。
そのため、Amazonギフト券を換金する場合にも換金率をしっかりと確認する必要があります。
業者を利用すればリスクを軽減できる
Amazonギフト券は、取引相手を探すのが面倒なことがわかりました。
そこでおすすめなのがAmazonギフト券の換金を専門に行っている業者です。
古物商営業の許可を受けて、Amazonギフト券の売買で利益を上げている会社なので、個人などと比べると、圧倒的に信頼できます。
換金率についても、80%以上を期待できますので、クレジットカードの現金化と同等、それ以上といえます。
また、業者を利用するメリットはスピーディーな取引です。
個人間取引の場合、実は相手を探すのにかなり時間がかかっています。その手間を換金率に含めてしまうと、実質の換金率は予想以上に下がってしまう可能性もあるのです。
しかし、Amazonギフト券の買取業者なら、ギフト番号を伝えるだけで、スピーディーに取引してしまえるのです。
Amazonギフト券を換金するリスクは、その他の方法に比べると、かなり低いことがわかったのではないでしょうか。
しかし、その分だけ、個人間取引のリスクがあったりと、注意しなければならないこともあります。
Amazonギフト券の買取業者を利用するなどして、より安全なAmazonギフト券の換金を目指してみてはいかがでしょうか。