クレジットカードの現金化で、何らかのトラブルに巻き込まれてしまった方の多くには共通点があります。それが「まさか、自分が騙されるなんて」という意識です。ほとんどの人が自分がまさか詐欺の被害にあってしまうとは思っていません。
悪質なクレジットカード現金化の詐欺業者に騙されないようにするためには、まずこの意識から改革していく必要があります。
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実はあなたはクレジットカード現金化詐欺業者のカモにされている?
もし消費者金融でのキャッシング等が難しく、最終手段としてクレジットカードの現金化を使うなら、これだけで要注意です。このような方は、警察に逮捕されてしまうような犯罪集団にとっては良いターゲットになります。
クレジットカード現金化の悪質詐欺業者は、お金の選択肢が狭く騙されやすい人を狙ってきます。
つまり、自分が金銭的な弱者という認識があるのであれば、悪質詐欺業者にターゲットにされてしまう可能性が高いと、予め考えておく必要があるのです。
これだけでも随分違うはずです。事実、逮捕されて大きな社会問題になったケースでは、普通の方ならほとんどが回避できるような場合が多いのです。
オレオレ詐欺にすら騙されてしまう方がいるくらいなので、常に自分も犯罪に巻き込まれる可能性があるという意識を持つことが大切です。
クレジットカード現金化業者の換金率をチェック
良い現金化業者と悪い現金化業者を見分けるために、必ず行いたいのが換金率のチェックです。数万円程度のショッピング枠を現金にする際の換金率の相場は80~90%程度になります。
この数字からあまりにも高かったり、低かったりする場合には要注意ですので、まずはホームページでこの数字をチェックしてみましょう。
また、パソコンや携帯からメールや電話で質問してみて、スタッフの対応を確認するのもよいでしょう。
この際に、何か煮え切らないような対応をされたり、換金率をはっきり言わない、といった場合それは悪質業者かもしれません。
95%、98%といった表示
換金率の相場を調べる際に注意したいのが、ホームページのトップに大きく表示される95%や98%といった数字です。この数字と相場を比較してみると、かけ離れているので詐欺だと思ってしまうかもしれません。
しかし、これは現金化業者の中では暗黙の了解になっている表示法で、ほとんどの業者が最高換金率を表示しています。
これは、利用金額に応じて段階的に換金率を高めていくという方式をとっている業者が多いことに関係していますので、初心者の方はこの点を勘違いしないようにしましょう。
「98%という表示なのに、実際に利用してみると換金率は85%程度だった」と言って詐欺にあったと思ってしまう方もいるのですが、ホームページの換金率の項目をよく確認してみると、しっかりと10万円以下は85%などと記載されているということが多いのです。
本当の悪質業者は6割、7割の換金率は当たり前
問題を起こしてニュースになるような悪質業者は、かなりの低換金率が目立ちます。6割や7割は当たり前で、ひどい業者になると5割、3割といった設定も見受けられます。
そのため、もし換金率が70%以下なら詐欺かもしれないと疑ってみた方がいいでしょう。
クレジットカード現金化業者の口コミや評判をチェックする際の注意点
悪質なクレジットカード現金化業者に騙されてしまった方の体験談を確認してみると、事前に口コミや評判をチェックしていたケースも多く見受けられます。このことからも、口コミを完全に鵜呑みにするのはとても危険でしょう。
悪質な現金化業者であっても、検索エンジンに上位表示されることもありますし、自社でたくさんの口コミを自作自演していることもあります。
口コミを使って悪質業者のチェックをするなら、ひとつのサイトにこだわらず、いくつかの口コミサイトを併用して、総合的にどのような評価を受けているのかをチェックする必要があります。
クレジットカード現金化のプロセスを確認
「24時間受付で即日換金」というようにお金の悩みを抱えている方には嬉しい言葉が並んでいるのがクレジットカード現金化です。
しかし、早さに注目するあまり、悪質な詐欺業者を選んでしまう可能性もあるので注意しましょう。
正しい現金化をする上で、絶対に欠かせないプロセスが、ユーザー自身が商品を選んで、その商品を受け取ることです。
しかし、スピードを求めるあまり、ついつい商品受取やネットショッピングでの商品選びが業者任せになってしまいがちです。
悪質な詐欺業者が逮捕されるケースの中には、ユーザーに商品を選ぶ権限が与えられていないケースも目立ちますが、これではクレジットカードの現金化自体が成り立ちません。
そこで注意したいのが、しっかりと正しいプロセスに則った現金化をしているかという部分です。商品はきちんと発送されるのか?業者が勝手に商品を選んでいないか?という点をしっかり確認しましょう。
このような正しい手順で現金化しない業者は、不当な利益を追求することも多いため、もし手順に違和感を感じたらすぐに取引を中断しましょう。
クレジットカードの番号は絶対に教えない
現金化は、あくまでもユーザーが自発的に商品購入をするものであり、業者側がクレジットカードの情報を知る必要はありません。
万が一、取引の最中にクレジットカードの番号やセキュリティコードを聞かれたのなら、その時点で取引を打ち切るべきです。
場合によってはこの情報が闇金といった犯罪組織に流されてしまう可能性もあり、もしそうなってしまうと非常に厄介です。
初めて利用する方は、ついつい優しい業者の説明に、このようなものかと取引を進めてしまいやすいですが、業者に渡す情報は必要最小限にする。これが悪質業者に騙されないための心得でもあります。
クレジットカード現金化の悪質な詐欺業者には必ず怪しい点がある
クレジットカードの現金化で騙されないためのポイントを挙げてきましたが、この手の悪質詐欺業者には必ず怪しいと思える点があります。今回挙げたような特徴がひとつでも見られるような場合は、すぐに利用を中断してもう一度、現金化業者選びから始めた方が賢明でしょう。