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換金率とは別の手数料が存在する場合もある
クレジットカードショッピング枠の換金は、基本的には換金率に基づいた額が口座に入金されます。換金率90%なら10万円の換金で9万円、これが80%なら8万円といった具合です。
しかし、悪徳業者は、換金率90%とは別に、手数料として換金率数%相当の額を差し引いて入金するケースもよくあります。
数万円を換金するような少額利用の場合は、これで最終的な換金率が著しく下がる可能性もあり、結果的にホームページに表示された換金率とは、まったく違っていたという結果になることもあります。
別途手数料をとっても犯罪にはならない
この手のケースは、ホームページのどこかにわかりにくい表示で手数料について触れられていることも多く、現金化のプロセスに問題がなければ、犯罪として検挙される可能性も低いでしょう。
わかりやすい表示で、それを見逃したのならユーザーに責任があるかもしれませんが、このような手口で利益を追求する業者も多く存在するので注意しましょう。
クレジットカードのブランドごとに換金率が変動
これは実際にクレジットカードによって現金化に対する姿勢が異なってくるので、中には本当のことを言っている業者もいるのかもしれません。
しかし、悪徳業者になると、本当は一律で問題ないのにもかかわらず、カードブランドによって現金化難度に差があることにして、その差を業者の取り分にしている場合がよくあります。
ある意味では見えない手数料と言える部分で、これはユーザー側から真実を知るのは非常に難しいですね。
現金化に厳しい措置を取っているカードブランドがあるのも事実で、このような曖昧な部分を突いて、利益を追求するのが悪徳業者の手口なのです。
こちらも、その事実を立証するのは難しく、その他の問題がなければ事件になるようなことはまずないでしょう。
足元を見られ換金率がどんどん下がる
換金率が40%や50%の場合は、明らかに悪質であることがわかるのですが、正直なところ70~75%といった換金率では詐欺として微妙です。
7割程度という換金率は、優良業者の中では低い部類に入りますが、中には急にお金を要するため、3割近い手数料を払っての換金であっても喜んでいるユーザーがいるのも事実です。
特に消費者金融からの借金が不可能な方々にとっては多少低い換金率でも魅力的なのがクレジットカードの現金化なのです。
悪徳業者は、このグレーゾーンを巧みに突いて利益を最大限に追及しようとします。相場から5%換金率が低いだけでも、繰り返し利用することで数十万円のロスが発生します。
このようにズルい悪徳業者を見抜けなければ、知らず知らずのうちに大金を失っている可能性があるので、十分に注意したいものです。
少額取引では換金率が低くなる傾向
上で紹介したケースと混同したくないのが現金化のシステムです。クレジットカード現金化では高額換金と少額換金に差をつけるのが基本で、高額利用になればなるほど換金率は高くなります。
逆に1万円や3万円といった数万円程度の利用では換金率はかなり低く設定されるので、この仕組みと悪徳業者の行う換金率を下げる行為を混同しないようにしましょう。
例えば、100万円利用の換金率が95%で、1万円利用の換金率が80%になる。これはクレジットカード現金化業者の中ではごく普通の設定です。
換金率が異常に高い
クレジットカードの現金化をする方にとって、換金率が高いのは良いことです。しかし、中にはあからさまに違和感を覚えるような高換金率を掲示する業者も存在します。
実際に申し込みして、本当にその表示どおりの換金率で現金を受け取った場合、多くの方が良い利用をしたと思うでしょう。しかし、高すぎる換金率は時にトラブルを生むものなのです。
クレジットカードの利用停止
実は、多くの業者はやろうと思えば、現在の換金率以上の換金率でユーザーにサービスを提供することが可能です。その方法は、ブランド品や金券、新幹線カードといった換金率が非常に高い商品を購入させる方法です。
しかし、この方法をあえて避けるのは、クレジットカード会社からのペナルティが怖いからです。カード会社は現金化に対して厳しい目を向けており、利用者が年々増加する現金化を危険視するカード会社も存在するでしょう。
カード会社は規約で換金性の高い取引を禁じており、換金率が非常に高い商品での現金化は、カード利用停止のリスクが大きいです。
そのため、異常に高い換金率でサービスを提供してくれる業者は、利益と注目度を高めるため、これらの商品に手を出している可能性があるというわけです。
クレジットカード現金化をして、カードが使えなくなったのでは本末転倒なので、高すぎる換金率に惑わされないようにしましょう。例えば、10万円の少額利用でも98%の換金率が付くような場合は少し疑った方がいいかもしれません。
自分に合った優良な現金化業者を見つけましょう
このような悪徳業者の場合は、ほとんどのユーザーが「現金化はそういうものだ」と気づかずに利用していることが多いため、こういった業者を避けるためにはユーザー自身が意識する必要があります。
そこで一番重要になってくるのは、優良業者の比較です。自分なりの基準、ランキングや口コミといった情報を精査して、自分にとって最大限の利益を提供してくれる現金化業者を見つけたいものです。
クレジットカードの現金化は、急ぎの用事で利用することも多いため、多少の損失はしょうがないと考えてしまうユーザーも多く、悪徳業者はそこに付け込んでくるのです。